荀子・韓非子
韓非子は荀子に師事したが、学問の世界に終始することを良しとせず、実践者として思想を実行することに生涯こだわった。説得力のある卓越した文章に秦の始皇帝は感動し、その思想を実践することによって天下統一を成し遂げた。
司馬遷
司馬遷の史記の目的は、「過去の行為と出来事をきわめ、その成功と失敗、興起と衰亡の背後に横たわる原理を探る」ことであった。史記は中国と日本の文学に深い影響を与え、現在までも人気を持ち続けている。
中国の赤い星
著者は中国の赤軍と共に生活し、外部の世界に「赤い中国」とはどんなものかを初めて伝え、ソビエト地区の生活の最初の包括的な物語である。中国の革命家たちが述べている圧政と逆運に対する人民の闘争の経験から誰でも何かを学べる。
歴史を動かした「独裁者」
独裁といっても、善政を布いて治世を全うした人もいれば、悪性の限りを尽くした人もいる。本書は、古今東西の独裁者を65人紹介している。
陽明学 生き方の極意
陽明学を分かりやすく説明した本がない、ということで著者が「自分で書いてやる」と思い書いた本。陽明学は明の時代の王陽明により唱えられた学問で、一言で言うと「崖の高さは飛び降りてみないと分かんないじゃん」という考え方。
堺屋太一が解くチンギス・ハンの世界
13世紀はモンゴルの時代と言われている。モンゴルを最初に大帝国にしたのはチンギス・カンだが、その実像は見えにくい。モンゴル人は文字を持たなかったし生まれ年の概念すらなかったので子孫に制服された人々の記述に頼るしかない。ここまで詳しくチンギス・カンの生涯を書いている本は他にない。
Just for fun ― The Story of an Accidental Revolutionary (Followed by English translation)
スマホやPCでwebにアクセスすると裏でサーバが動いている。そのサーバでは必ずといっていいほどLinuxが動いている。ターミネーターのT-800のOSもLinuxだ。そんなLinuxの生みの親のLinus Torvaldsの半生とLinux誕生秘話、Linusの人生に対する哲学などを書いている。
コンピュータの父 ノイマンの哲学
ノイマンが世界をどのように認識し、どのような価値を重視し、いかなる道徳基準に従っていたがについて、ノイマンと関係の深かった人物に触れながら、ノイマンの生涯と思想を振り返り、ノイマンの哲学に迫っている。